2020/07/27

PERFECT BLUE 夢なら醒めて……

アニメ版パーフェクトブルーが大傑作なのに比べて実写のコレはなんなんだよいい加減にしろ観る価値なしみたいなレビューばかりで、そういう意見に対し別に強く反論するつもりはないのだけども、俺はこっちの方が好き。

というか「良かった〜」とか「面白かった〜」とかではなく「好き!」「ずっと観ていられる!」という"気持ち"が心の前面で暴れる映画というのは、いや映画でなくとも、滅多にあるものじゃないなぁと思う。好きという気持ちは果てしなく理性に統御されないからこの気持ちはしょうがない。よるべない。
綿密に計算され設計され表現されたアニメ版に対して、現象の理由も謎、キャラクターの行動も心理状況も謎(それは描かれないということではなく無軌道に近い)、ただそうなってるからそう撮っただけ、である実写版に対して、頭で面白がるのではなく心が惹かれてしまったのは、ある意味で自然なことで、嫌いな人とか全く面白くないと感じる人に反論するつもりもないというのも、そりゃそうだなと自分にガッテンします。

 

https://filmarks.com/movies/31757

2020/07/03

はちどり

そもそも論だけど中学生の女の子の鬱屈した生活を延々と観て、大人がなにを感じるのか?
というか、なにかを感じていいのか?
もう思い出せなさすぎて他人事のような十代を、必死な当事者に投影して懐かしむ行為は、なんか…いいのか?やっていいのか?
それがこわい。


中学生なんてそうでなくても毎日意味わかんなくてイライラしっぱなしでしょうから、そういう戦場にいる子たちには勇気になるかもしれない。
自分だけではない!と思うかもしれない。

 

https://filmarks.com/movies/84060?mark_id=92726862

2020/04/13

セブンス・コンチネント

 断捨離映画。

家族が力を合わせて家庭崩壊させる、と文字にしてみれば笑ってしまうが、共同体としての家族に通底する絆の強さというか、人間性なのか、強〜いと思わされる。仲良しなんだな。

ぶっ壊すときにまず機能(=存在の存在たる意味)が失われる、失わせるというのはとても合理的で、シャツのボタンを弾け飛ばせ→切り裂くという描写が最初に置かれるのは、家族の行為が単に破壊ではなく失効を目的としているということがわかりやすい。

終始ブレッソンやんというのは簡単だけど、失効をゴールに据えていると考えると、ブレッソンへのオマージュというよりも手元や顔へのアップによって映画自体が最初から世界の情報よりも個体の「機能」を印象づけたかったのか?と思った。わかんないけどハネケならやりそうじゃないですか。単にブレッソンのマネならすいません。

家族の動機が"絶望"というのはそうだけど、では彼らは失うような何かしらの希望をそもそも持っていたのか。昇進がフイになったから、事故現場を見たから、といって死ぬかね?そういう、なにかが奪われたから、失ったから死ぬというよりもしっくりくることがある。「やがて君になる」という漫画をおれはそれまで知りませんでしたが、アニメ化もされている人気作だそうで、そのコミックス7巻の帯にはたったひと言「いいか、もう。」と書いてある。
「やがて君になる」は未だに読んでないが、「いいか、もう。」という文言はとても気に入って覚えている。
それを思ってしっくりきた。
家族は「いいか、もう。」と思ったのではないか。
「絶望」というより作中でも言及される「そうか私は死にたかったのだ」と気づいた時の人生に対するスイートサレンダー感。

いいか、もう。
散らかった部屋を見て断捨離を、実際せんとすときもみんなそんな気持ちじゃないのでしょうか。

 

https://filmarks.com/movies/41908/reviews/85423604


https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B07QL5DHYN/hatena-blog-22/

2019/09/29

LI(V)E VIEWING


乃木坂46「ハルジオンの咲く頃」ジャケットや、朝井リョウ「桐島、部活やめるってよ」の装丁などをつとめた写真家・小野啓さんの写真展「男子部屋の記録」にて上映される40分の映像作品「LI(V)E VIEWING」を監督しました。

写真展は明日から大阪ビジュアルアーツにて行われます。

お近くの方、よろしければ是非!
【小野啓 写真展「男子部屋の記録」】
 9/29(日)〜10/31(木)
 @大阪 ビジュアルアーツギャラリー
visual-arts-osaka.ac.jp/vag/

2018/11/14

「意味なし人生ちゃん、宇宙へ」再配信

監督作「意味なし人生ちゃん、宇宙へ」が青山シアターにて再配信されています。


価格:324円(一週間レンタル)

見逃したという皆さん、また観たいと思ってくれた皆さん、忘れたと思い出せるの中間地点にいる皆さん、スマホやPCで気軽に観られます、ぜひどうぞ。
(画質とかフレームレートはちょっと変わってます。。)

こちら
https://aoyama-theater.jp/pg/2822

2018/06/28

肉汁サイドストーリー「セメント・モリ」

肉汁サイドストーリーの演劇『セメント・モリ』に制作として澁谷が参加します。


肉汁サイドストーリー『セメント・モリ』

出演|市川堅太郎(肉汁サイドストーリー)/窪寺奈々瀬/杉山愛実/長宏人/邑上笙太朗(集団asif~)
作・演出|肉汁サイドストーリー るんげ

時|8/24〜26
於|DustBunnyARAKAWA(八広)


詳細はこちら

予約は7月7日からです。
お待ちしております。

2018/05/31

ドレスはあなたを今日一番の敵に向かわせる



荒川ちか監督「ドレスはあなたを今日一番の敵に向かわせる」の編集を澁谷が担当しました。

肉汁サイドストーリーるんげもちょっと協力してもらいました。


6月3日にエムズカンティーナにて行われる第二回地下鉄シアターで上映されます。

詳細は地下鉄シアターのインスタグラムを見てみてください。