このたび、noteにて志水あみが書き溜めていた"めのん"のテキストを、リーディング配信形式で発表しようと思います。
さっき決めましたが番組名は「ゴテンバサノバザール」にします。
そこで、朗読という形で出演してくださる方を募集します。
参加の仕方を説明します。
①こちらにアップロードされている台本から一本選んでいただき、参加希望の旨を後述の手段でお伝えいただいてから、ご自身で録音してください。第1回の応募〆切は2020年12月31日とします。
②録音した音源ファイルをメール添付やgiga fileなどにアップロードしていただき、後述する①と同じ手段で送ってください。
③送っていただいた音声ファイルをこちらで、アンカーというポッドキャストWEBにアップロードいたします。
以上です。簡単ですね。
それでは、ことのおこりを説明します。
ふと、自分が書いたテキストを誰かが読む際に自分の指示なく読まれてみたらどうなるのだろうか?という興味が湧きました。
その「ふと」の経緯を申し上げます。
今から少し前、ひみつのボイス投稿サイトみたいなWEBサイトに足繁くアクセスしていた時期がありました。
そこでは本当にいろいろな人が、短い作品を発表していました。
そんな中で私はひとりのうp主に出逢います。
もちろん仮名ですがたとえばその方の名前を「佐野☆ごてんば娘」としますと、私は佐野☆ごてんば娘さんの作品にイッパツで魅せられ、3年余分のアーカイブをすべて拝聴し、入眠のお供にしていました。
しかし、私が聴き始めてからほどなくして、佐野☆ごてんば娘さんは投稿をやめてしまいました。
そして遂にSNSで「もう引退します」と宣言したのです。
ひみつボイス投稿サイトは葬式のようなムードに包まれました。コメント欄には佐野☆ごてんば娘さんの引退への労いと惜しむ声が昼夜を問わず寄せられていました。
私も、ひみつボイス投稿サイトには疎遠になり、時々覗きに行く時も、日暮を好んで参るようになりました。
私は考えました。なぜ私(たち)は魅せられていたのでしょう。
声質?ストーリー?いえ、その正体とはおそらく、佐野☆ごてんば娘さんという全くの他人が、テキストを読むその行為自体に魅力を感じていたのです。佐野☆ごてんば娘さんはそのパイオニアであったのです。
そしてそう考えたとき、佐野☆ごてんば娘さんが作品の中で言っていたこんな言葉が私の中で何度も響きました。
「声に出した方がいいんだよ。声に出すとすごく気持ち良いんだから」
私は映画の脚本以外のテキストにおいては書くことそれ自体を目的とした寝小便のように作ってきました。しかし、佐野☆ごてんば娘さんの上記文言が私の中でもはやハウって聞こえてきて、今回の企画の発起に至ったというわけです。
はじめは、私が応募してくださった方に演出をつけようかなとも思っていたのですが、私も一個体であるというのと、ともかく皆さんが「どのようにテキストを読み解き」、それを「どのように発声するのか」(この2つの作業がつまり演出ということです)ということに強い関心を寄せている現状なので、一旦応募者の方にお任せしようと思っています。とはいえそのうち自分でも演出したい欲がむらむらと湧き出る予感もしていますが。
長くなってしまいました。すいません。
あらためて要項を記載します。
【企画概要】
・こちらのページに載っているテキストから出演者に一本選んでいただき、その音源をポッドキャストWEBにてすべて発表する。
・私からの演出はありませんので、ご自由に読んでください。ご自身で編集やSEをつけていただいてもかまいません。
【手順】
①こちらへのメールもしくは、TwitterのこちらのアカウントへのDMで参加希望の旨をお伝えください。第1回の応募〆切は2020年12月31日とします。
↓
②「ありがとうございます」的な挨拶返信を致しますので、その返信から《1ヶ月以内》に、録音を行い、音声ファイルをメール添付やファイル共有サイトURLという形で①と同じくメールもしくはDMにてお送りください。その際、出演者のお名前を明記してください。複数で参加する場合は全ての参加者のお名前をお書きください。
↓
③頂いたファイルを順次WEBサイトにアップロードし、完了次第お知らせいたします。
【注意事項】
・作品の著作権は作者である「志水あみ」と出演者様のどちらも有するものと致します。よって、アップロードされた作品をご自身のホームページなどにアップロードする場合は、志水あみによる執筆である旨をお書き添え下さい。
・双方ノーギャランティーとなります。それに伴い、テキストを使っての商業公演や音源の販売はお控え下さい。(ただし無償であれば、ご連絡くだされば許可いたします)
・テキストの文言の改変、構成の変更は禁止とします。
たくさんのご応募お待ちしております!!!!!!!!!!!!!