2013/04/22

フランシス・ベーコン展


東京国立近代美術館でやっているフランシス・ベーコン展に行った。
ベーコンの絵は人物の顔に強い歪みが施されている事が多いのだけど、見ていてなんか歪みというか、滲みのようにも感じたのは絵特有のことか。

人物の足から影が滲んでいる絵があって、絵の横の説明書きに影は物体のイメージを縛る象徴でありそれが溢れ出しているのはイメージから解き放たれることを表しているというようなことが書いてあって、滲んで溶け出している影はきれいな色をしていた。

背景が単色である絵が特に後期に多く、それがハイブランドのお洋服で見かけるようなオレンジだったりピンクであったりしたのだが、それを思った時「高そう」という芸術と最も関係のない位置にある価値観が脳をよぎったのがくやしい。
ゴッホの肖像の絵が好きだった。