事情あってタイムリープモノを観ることにし、タイムリープモノといえば「ターン」かなと思って観た。「ターン」しか思いつかなかった。
前半のピークとなるレストランデートシーンで、ベタではあろうに不覚にもグッ…!ときてしまった。それは単純にベタな感動ではあるけどそれだけではない。
しらける危険大の説明台詞をキャラクターにさせて客に情報を共有させる手として、なるほどその手があったかというか、まぁアレが端的なのかはわからんけど、あぁいいですね…と思ったのも確か。
俺なんかどうしようもないので俺だったらレストランデートをクライマックスに持ってきてしまいそうだけど、確かにそれだと何も解決しない。
そこからカキザキによって物語が展開するわけだけどなるほどカキザキていうアイデアは見事、お上手という感じだしカキザキが出てくるシーンが全部良い。良いというのは上手いという意味。展開としては設定に対してベタなのかもしれないが。わからんが。俺だったらしてやったりの顔をしてしまいそう。職人が作った映画なのだ。たぶん。
なんにせよアイデアや設定に終始せずそこから展開をさせるというのは大切なことだよねという中学生みたいなことを思った。いわゆる文芸邦画エモエンタメ映画のかなりオーソドックスな型なのであろう。職人が作った映画なのだ。たぶん。
ラストの展開はやや強引な気もする。ちょっとひっかかってる自分がいないわけでもない。でもまぁ、いいかとも思う。なんかエモいし。そんなことするなよってのもない。とくにラストだけど編集も普通に良い。べつに過剰にしてなくてそこも良い。職人が作った映画なのだ。たぶん。
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